子どもを中心とする教育観

2011.04.06

子どもを学校教育の中心に据えるという「コペルニクス的転回」を唱えることにより、従来までのような整然と並べられた机の前で教師の話を一方的に聞くという形態の授業ではなく、教室の中に作業台や協同学習の机を置き、作業(occupation)と呼ばれる木工・金工・料理や裁縫などの手作業を課題の中心としたのである。このような作業を通じて、教材の歴史・文化的背景を学びつつ、その生産過程も学ぶことで、民主主義社会の一端を学校教育のなかで身につけさせようという意図のもと、学校教育と社会生活との連続性を実感させようとしたのである。このように、子どもを中心とする教育観は、それまでの受動的な学習から、作業の過程で子どもたちが興味を抱き自発的に学ぶという、能動的な学習のあり方への転回の意味を持つものだったのである。
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