歴史のうえで、灯りが活躍する機会は多い。現代と違って、基本的に闇が多くを支配していた時代。それだけに、新選組の例のように、光を意識しているかどうかが、キメ手になることも多かったのだ。現代は、照明の氾濫する時代。昔が「闇の時代」なら、「明かりの時代」だ。だからこそ、上手に使い分けることで、他を引き離せるともいえる。例えば、蛍光灯はみな同じ光。とにかく明るければ「イイ」と思ってはいないだろうか?蛍光灯にも色がある。青白い昼光色、白っぽい昼白色(オフィスでは白色が使われているケースが多い)、オレンジ色の電球色。それぞれは、太陽の光と同じように、わたしたちに大きな影響を与えている。何万年も昔から、人類は太陽とともに生活をしてきた。昼の太陽のように青白い光のもとで狩猟に出かけ、夕陽を浴びながら家路につき、安らぎの時間を得てきた。だから、わたしたちの体内はDNAレベルで、光に対して反応するようにできている。光によって、活動モードとリラックスモードにギアチェンジしているのだ。これは、夜を照らす照明でも、同様だ。昼の太陽のように頭の上から照らす青白い光(昼光色)や白っぽい光(昼白色)の蛍光灯には、わたしたちの体や心は活動モードに切り替わる。夕焼けのように低い位置からオレンジ色に輝く蛍光灯(電球色)や白熱電球の光では、わたしたちの脳も体もリラックスモードに切り替わるのだ。この光をわかってキチンと使い分けられることが、快適な生活とビジネスでの成功を生む近道だ。多くのオフィスでは、昼の太陽のように青白い光が頭の上から輝いて、わたしたちに「活動」の指令を投げ掛けている。その一方で、家に帰っても「働け働け」と同じ指令を投げ掛けてくる光では、いつまでたっても体は休むチャンスをもらえず、疲労がたまってくる。