競売物件の情報は、裁判所で閲覧できる「3点セット」(「物件明細書」「現況調査報告書」「評価書」)に限られています。写真は添付されてはいるものの、100%信用できるものではありません。でも、「この物件のなかはよくわかっている」というのです。話を聞いてみると、この物件は、不動産業者の営業マンの知人の家でした。営業マン自身は何度も遊びに行ったことがあり、それでなかの様子がよくわかっているのでした。「部屋のなかは、ほとんど傷みはありません。
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汚れも築年数のわりには少ないです。クロスさえ取り替えれば、必ず売却できます。今度は間違いありません」「そうですか、それなら」私は契約書に印鑑を捺しました。数日後、無事落札したという連絡がありました。私は不動産業者に言われるがまま、競売物件代行手数料を支払いました。手数料は落札価格の3%である27万9999円でした。一般的に、競売代行業者は、物件の調査・入札事務・占有者立ち退き交渉を行うことで、落札価格の3%程度の手数料をとりますが、このときは入札事務を行っただけでした。