問題を解決する努力をせざるを得ない

2011.05.16

問題は母親にあるのか、子供のほうにあるのか分かりませんが、とにかく、近年、実家にさっさと帰ってしまう人が多いらしいのです。ある情報婦人センターの調査によると、「夫が実家に帰ってしまった」という相談が増えているとか。こんな例もあります。「実家に戻っていった夫は、仕事にも行けず寝込んでしまったが、それは妻のせいだと姑に言われ、妻と姑が大喧嘩。夫はパニックになり、泣き出した」。調査所への依頼にも、これまでなかったケースが増えているようです。「『外泊して帰ってこない夫を調べて下さい』というので調べたら、その夫は勤め先から、毎日、実家に帰り、そこから勤めに出ていっていたことが分かった。奥さんはそれを知って、『浮気をしていてくれたほうがまだよかった』と嘆いていた」。このように「実家に帰る」のは、昔は女だけだったはず。なぜなら、昔は、女は「嫁に入る」という意識があったから、「実家に帰る」ことが結婚後の一つの行事として定められていたのです。しかし、その場合の「実家に帰る」ことは逃げて帰るのとは違います。昔は、「女三界に家なし」といって、妻が実家に逃げて帰ることを戒めていたのです。「結婚したら、戻ることのできる家、“親の家”はもう存在しないと思え」といって実家に逃げて帰るようなことは許さないという厳しさがあったのです。ですから、夫婦の間で、問題を解決する努力をせざるを得なかったんですね。
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