難治性皮膚病

2011.03.31

皮膚というのは人間の体のいちばん外側をおおっている皮ですから、さまざまな刺激にあいます。それに対して非常に敏感に反応しようとするので、皮膚の病気というのは治りにくかったり、慢性化したり、再発を繰り返したりすることが少なくありません。とくに「かゆみ」という症状は、痛みよりもがまんできないといわれるほど辛いもので、かいてしまったら必ず症状の悪化を招きます。ここでは、手に起こった二つの難治性皮膚炎のCO2ジェル使用例を紹介します。ひとつ目は、両手と背中に強度のかゆみを伴う湿疹が現れ、少し良くなったかと思うとまた発作的にかゆくなるといった症状を繰り返していました。約2年間、最も強いステロイド剤などで局所的に治療が行われましたが、まったく良くなりませんでした。そこでCO2ジェルをパックする治療を毎日、30回にわたって行うと、かゆみは消え、結節もなくなりました。もうひとつは「掌跳膿庖症」と呼ばれる皮膚疾患です。てのひらや足の裏に多数の膿ができる難治性皮膚病です。この患者さんの場合も非常にガンコなもので、大学病院の皮膚科に十数年も通院し、ステロイド治療を続けていました。しかし、手足のかゆみはいっこうに取れず、精神的にも辛くなるほど悩んでいました。CO2ジェルの治療を始めると、ガンコなかゆみはすぐに取れ、8日後には皮膚炎が完全に改善しました。この患者さんは現在も2週間に一度のCO2ジェルを受けるために通院しており、それによって症状はうまく抑えられています。このほか、いま若い人に非常に増えているアトピー性皮膚炎の症例に対しても、CO2ジェルは顕著な効果を示しています。
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